2019年4月28日日曜日

閉鎖的な公園

以前、公園とは万人に開かれた存在であると書いたことがあった。しかし数ある公園の中には閉鎖的な雰囲気を持つものもある。本川越駅と喜多院のほぼ中間に位置する、通町公園がそうだ。
通町公園
東側の出入り口は常に施錠されている
北側の出入り口は施錠されていないが、常に閉まっている
公園内部から見た北側出入り口
中はかなり広く感じる
南側にはボール飛び出し防止用らしきネットが張られている
中に入ると鉄棒、ブランコ、滑り台、砂場などの遊具が設置されてなおかなり広く感じられる。だが出入り口が閉じられ、南側には高いネットが張られ、かなりの閉塞感がある。北側の扉は内側のみに開く構造になっているようで、おそらく外側に開けようとしたためであろう、扉や蝶番に歪みが生じている。普段は全く意識しない出入り口によってこうも印象が変わるものなのかという思いがする。広さが逆に間延びしたような印象を与え、出入り口の物々しさと相まってまるで監獄のような雰囲気である。なぜここまで排他的な公園になったのか、詳細は定かでは無いが、周辺が密集した住宅街でしかも商業地域が近いといことに原因がありそうである。こうまで排他的な公園を目の当たりにしてしまうと、果たして公園というものが本当に住民に求められているのかどうかという疑問まで浮かんできてしまう。だが、同じような条件の公園が必ずしもここまで排他的では無いのだし、特殊な例と捉えておくべきなのだろう。