FIT-04の使用感を述べた記事で少し触れたが、FIT-04のすぐ隣に
FIT-06Aが設置されている。以下の二枚がその写真である。
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土足禁止の文字が刻まれている |
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全体的に土が乘っている |
この二枚の画像を見れば、私が何を言いたいのかわかってもらえるはずだ。まず、何らかの建物の中にある公園というものを聞いたことがない、つまり公園であるとは屋外であるという事と等しい。次に舗装されている公園もなくはないが、公園の地面は大抵土が露出している。雨も降れば風も吹く。そして実際この公園は屋外にあり、地面は土である。そんな場所に土足禁止地帯を作ってどうしようというのであろうか。これらの画像に現在の公園が置かれている一種歪な状況が、端的に集約されているように感じられる。この遊具を見ると、自分の頭が狂ってしまったのではないかと思うことがある。土足禁止とは本来土や汚れが付いていない、汚してはいけない場所のことではなかったのだろうかと。これは遊具ではなく土禁とは何かを社会に問いかける芸術作品であるとでも言いたいのだろうか。「素足になってごらんよ……」と書いてあれば話は別だ。靴を履いたままでも楽しいが、靴を脱げばなお楽しい。泥まみれになったところで、家に帰って洗えばいいじゃないか、公園とは本来そんな場所のはずだ。このような状態が生み出されてしまうということ、それは遊具や運動について真剣に考えてこなかった我々利用者側の責任でもあるはずだ。